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浅野 隆; 小林 英男; 高橋 三郎; 丸山 創; 蜷川 純一
Proceedings of INMM 38th Annual Meeting, 0 Pages, 1997/00
プルトニウム燃料第三開発室の工程内グローブボックスに残留するプルトニウム(ホールドアップ)量を非破壊により測定を行うために、GBAS(Glove Box Assay System)は、平成2年にPNC/DOE共同研究のもとで開発・導入された。しかし、ホールドアップ量の増加に伴い、その量を正確に把握するために、測定精度の向上が必要となった。そこでPNCは、改良型GBAS(スーパーGBAS)をPNC/DOE共同研究のもとで開発し、平成8年6月にシステムを導入し、その後、測定精度及び装置特性を把握するために性能評価試験を行った。本発表は、スーパーGBASの改良ポイント及び性能評価試験の結果の紹介を行うものである。なお、本件は、米国ロスアラモス国立研究所との共同研究であるため共同発表としたい。
岩本 友則; 梅林 栄司; 永松 健次; 江原 里泰
38th INMM, ,
ふげんは原子炉構造の特殊性から,炉心燃料が直接検認することが出来ない「接近困難区域」を有しており,IAEAの査察目標を達成出来なかった。接近困難区域の要件としてIAEA保障設置クライテリア(基準)では,炉心を出入りする燃料のモニタ又は査察員による監視を規定している。ふげんゲ-トモニタは,この要件を満足させるために,炉心を出入りする燃料が,必ず通過する原子炉建屋アニラスエリアのトランスファ-シュートに中性子検出器,線検出器を用いたゲートモニタを設置し査察目標の達成を可能にした。本報告は,PNC-DOE共同研究で開発し,1995年11月に設置した「ふげんゲートモニタ」の開発について,米国核物質管理学会にて報告する。
久野 剛彦; 北川 修; 佐藤 宗一; 黒沢 明; 久野 祐輔
38th INMM, ,
東海再処理工場で処理される使用済み核燃料溶解液中のプルトニウム・ウランの濃度及び同位体組成比を同時に分析するための方法として同位体希釈線スペクトロメトリー(IDGS)の検討を実施した。固相抽出剤を使用することによりプルトニウムとウランを選択的に吸着させ、核分裂瀬生物のみを分離すれば、プルトニウムについては、多量に混在するウランのマトリックスの影響を受けることなく短時間で測定が可能であり、実サンプルにおいても従来法である同位体希釈質量分析法(IDMS)と良好な一致が認められた。他方、ウランに関しては保障措置・計量管理上重要となる235U濃度について、抽出剤へのプルトニウムとウランの吸着率の差異を補正することで精度良く測定できることがわかった。